2020/02/21
重要なお知らせ
いつも『踊るうどん永木』をご愛顧いただきまことにありがとうございます。久しぶりのブログとなりますが、本日はとても大切なお知らせです。
1998年6月より三津の地で皆様にご愛顧いただきました『踊るうどん永木』は、
2020年3月をもって閉店いたします。
まだ現在のところは「3月末頃」とさせてください。
詳しい日程は現在詰めているところです。
そして、今後についてですが、踊るうどん独自のうどんを引き続き楽しんでいただけるよう、ある準備に取り掛かっております。
現在、いくつかの話が水面下で蠢いているのですが・・・
当店の常連さんで、すでにいくつかの飲食店を経営されている方と一緒に、石井地区に新たなうどん店をオープンする予定です。
私は経営者ではなく、麺や出汁や玄米ごはんなど、踊るうどんのメニューを提供し、また新たにうどん職人を育成するという形で携わります。もちろん現場に立ちます。
とはいえ、三津浜地区周辺の常連さまにからすると石井エリアまで出向くのはなかなか大変なことで、その点は大変申し訳なく思っております。
もし、どなたか後を引き継ぎたいと申し出て下さる方がいらっしゃいましたらご一報くださいませ。
これから少しずつ本ブログやYouTubeなどでいろいろなことをお伝えしていこうと思いますが、今日はこの決断にいたった事情についてだけ少し説明をしておこうと思います。
1年ほど前、昨年1月下旬にギックリ腰からの脊柱菅狭窄症の発症があり、昨年2月はほとんど営業ができませんでした。
全く症状の改善が見られなかった整形外科を諦めて針・整体による治療に切り替えたことが功を奏し、2月末頃から営業再開にこぎ着けたのですが・・・やはり腰が万全でなかったため、定休日を一日増やし、営業時間を11時半〜14時、夜の営業は取りやめ、という営業体制でこの1年やってまいりました。
幸い、それ以来は脊柱菅狭窄症の症状の本格的な再発はないものの、慢性的な腰痛を抱えている状態が続き、
お店を営業するには問題ないものの、営業日・時間を元通りに戻せると思える状態までの回復には至っていません。
以前と変わらずたくさんのお客様にご来店いただき、おかげさまでお店は賑わっておりますが、やはり一日2時間半・週5日の営業で生活していけるはずもなく、夏場過ぎからは「いかに営業時間を元に戻していくか」ということを常に考えておりました。
また、脊柱菅狭窄症になった時に整形外科でMRIを撮った画像を見て先生に言われたのが、「あなたは脊柱管が先天的に一般の人の6割〜7割の太さしかないから発症しやすい。すぐ手術せないかんようになるよ。」とのことで、再発の不安も常につきまとっていました。
そういう状態で、しかしながら心から楽しんで1年間やってまいりましたが、どうにもこうにも、営業時間を元に戻せるという目処は立ちそうにないと。特に今年に入ってからは、むしろ休日をもう一日増やしたいぐらいの感じになってきており、悩みましたが今回の決断をするに至りました。
このお店に立って大好きなうどんを作りながらお客様の笑顔に触れたり、カウンターのお客さまとぺちゃくちゃ話をしたり、そんな時間がとても幸せで、自分にとってはどうしても失いたくない時間でした。
それをよく理解してくれて短縮営業後に逼迫する家計を一言の文句も言わず支えてくれた妻には本当に感謝です。
また、人員削減で仕事の負荷が大きくなったことに対して不満を言わずしっかりと大将を支えてくれたスタッフO崎さんにも感謝と申し訳無さで言葉もありません。
そして何より、度重なる通院で臨時休業が増える中、変わらず通い続けてくださったお客さまにはいくら感謝しても足りません。本当にありがとうございます。
この三津浜の地での営業は残りひと月ほどとなりましたが、大将とO崎さんでいつもどおりに元気に営業しております。
変わらずご贔屓のほど、よろしくお願いいたします。